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LOGS

世界は屋上で見渡せた


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ハーヴィ : (たったと忙しない足音。通りの向こうの人影に気付いてすこし遅くなり)

ハーヴィ : (にゅ…)

ジレイ : (ぼーっとしていた)

ジレイ : ん

ジレイ : 貴様 RB2049か

ハーヴィ : (おやすみイミテイターかな? と思ったところで反応があり)


ハーヴィ : ン!

ハーヴィ : ……ン?

ハーヴィ : ≪RB2049-MAで合ってるけど。この間名前で呼んでくれるって言ったじゃない。≫ (むすっとした表情で)

ジレイ : あ あーーー すまん ……

ジレイ : 慣れてないのだ(頬を掻く あのあと それに則って テラもテラと呼んでみようとするが 結局やめた)


ハーヴィ : ≪え!? ジレイに謝られた!! 大丈夫? 修理い、≫

ハーヴィ : ≪ああそういうこと。びっくりしちゃった。≫

ジレイ : なんだ貴様……

ハーヴィ : ~♪(ピョ~ロロ 目を逸らして口笛)

ジレイ : (鼻を鳴らす)ところで急いでいたか? 何やら小走りに見えたが

ハーヴィ : ≪慣れてないなら仕方ない。2049で手を打とう。≫ (怒られないとみるや否や舐め腐った態度のイミテイター。)

ハーヴィ : ≪ううん、ちょっとメセムのアトリエ行こうかなって思ってたけど、全然急いでない!≫

ジレイ : すまなかったと言っている ハーヴィ ハーヴィ これでどうだ

ジレイ : そうか であればいい

ハーヴィ : ン!! ≪うれしい! オッケー!≫

ハーヴィ : ≪? であればいいって? 何か用事でもあった?≫


ジレイ : 挨拶程度だが引き留めた

ジレイ : 仮に人命の危機に瀕していたら俺は責任を取る必要がある

ハーヴィ : ≪ひまひま自発的見回りイミテイターにそんな役割回って来ないよ。大げさだなあ。≫

ジレイ : 想定していてソンはない

ジレイ : しかし意外だな メセム様とそこまで親交があったとは

ハーヴィ : ≪そりゃそうだ。≫ ≪あ、えっとね、この間遊びに行った時に絵を描かせてもらって、それから時々行ってるの。いない時の方が多いけど≫


ジレイ : 絵を……?

ジレイ : (ぴく と眉をしかめた)

ハーヴィ : ≪うん、ポップも一緒にやったんだよ。≫

ジレイ : 貴様

ジレイ : (少し威圧的な言い回しで)

ジレイ : その絵を俺に見せてみろ

ハーヴィ : ≪え、な、何? 「イミテイターに娯楽は禁止」とか言わな、≫

ハーヴィ : ≪……いよね?≫ (恐る恐る見上げる)

ジレイ : 俺も貴様の描いた絵を見てみたい

ジレイ : 気になりイミテイター(なんか大丈夫そう。マジの興味っぽい)

ハーヴィ : ≪そう? ならいいけど。 あ、でもオレのって絵っていうか……こう……、全然上手くないよ?≫

ジレイ : 構わん 見せてみろ


ハーヴィ : ン。≪あ、段階があるの段階が。≫(と、スケッチブックを取り出すとめくり。現れたのは精巧な線で描かれたぬいぐるみ。)

ハーヴィ : ≪これをね、描いてみたんだけど、あんまり好きじゃなくて、≫

ジレイ : イミテイターにとっては一般的なラフスケッチだな 目に映ったものをそのまま鉛筆で以て出力した形

ハーヴィ : ≪そう……。けどポップの絵を見たり、メセムにアドバイスしてもらったりしたらこうしてみたいなーっていうのが出来て、≫

ハーヴィ : ≪それでこれになった。≫(絵画セットを見せ)

ハーヴィ : (ただページいっぱい、出鱈目に色を塗り重ねただけのようなものだ。)


ジレイ : ……

ジレイ : スケッチブックに油彩を? 見たことが無い

ジレイ : それにこの筆だってそうだ 十二分に油が混ざっていない

ハーヴィ : ≪その時貸してもらったのがコレだったから、とにかく急いでやりたくて……。理由は特にないんだけど、≫

ハーヴィ : ……

ジレイ : 面白い

ハーヴィ : !!


ジレイ : 俺は先ほどのぬいぐるみのスケッチより余程 こちらの方が好きだ

ハーヴィ : ≪ほんと!?≫ (その評価にぱっと表情が明るくなり)

ジレイ : ああ ハーヴィ 俺は娯楽の中では 芸術がいっとう好ましいと感じる

ジレイ : いわゆる 趣味というやつなのだと思う

ハーヴィ : ≪オレ、ずっと仕事だけしてたからそういうの全然分からなくて……。でもメセムの絵は好き。≫

ジレイ : ああ それには同意する

ジレイ : 俺はああいった表現手法が 一番 美術らしいと感じる 書き手の心の反映だ

ハーヴィ : ≪心の反映……≫ (言われて思い出す。これを描くに至った”心情”を。その時感じていたものを。)

ジレイ : 貴様にとっては厭な言葉かもしれんがな 俺はこの絵が理解できない どういった心情なのか 全く推察できん これでも人心把握に優れたイミテイターと呼ばれたのだが

ジレイ : だが俺は 貴様の描いた絵が こうであることに安堵した


ハーヴィ : (不思議そうに首を傾げ。) ≪安堵……? どうして安堵? ≫ ≪あと、分かんないって言われても嫌じゃないよ。オレもこれよくわかんないから。≫

ジレイ : この絵は 原始的で 無秩序だ

ハーヴィ : (こくこく頷く)

ジレイ : ある程度成熟された人間様は 恐らく こういうものを描かない 社会生活 コミュニティに関わることで どうしても 秩序というものを獲得する 俺達のように「命じられた」ものではなくてな

ジレイ : 即ち”理解できる”絵を描かれる傾向にあるのだ

ジレイ : まあ平たく言えば『人間様らしくなくていい』ということだ


ハーヴィ : ≪うーん? うん。 分かるようで分かんないような……。≫

ハーヴィ : ≪オレはね、これね、≫ ≪メセムに絵は自由に描いていいんだって言われて、でもただのスケッチはなんか自由じゃなくて、≫ ≪もっと”自由”にしたい、もっと自由にしたい気持ちを絵にしたい、って思ったら、こうなったの。≫

ハーヴィ : ≪いっぱい色使って思いっきり腕動かすのすごく楽しかったしね。≫

ジレイ : 素晴らしい

ジレイ : 貴様はまだ気づいておらんかもしれんが それは表現だ

ジレイ : (男が『創造/自意識の表現』という行為に口を挟まないのは 芸術家イミテイターという挑戦的な作品も世には存在しているからだ)

ハーヴィ : (メセムみたいに上手くないし、ほんとになんか、わ~!ってしただけだよ? それも表現?≫

ジレイ : 無論


ジレイ : 貴様は「もっと”自由”にしたい、もっと自由にしたい気持ち」を描いたのだろう?

ジレイ : それは既存の芸術体系を破壊するような行為で、歴史的にも何度も試みられてきた(くどくどくど ”自由”という言葉は、『既存の芸術体系の破壊』という意味で受け取ったらしい)

ハーヴィ : ン。(頷いた。) ≪気持ちを描いたっていうか、結果的にこうなったって感じで、えーと。そう思ったからこう手が動いたっていうか、≫

ハーヴィ : (ほよ~みたいな顔で聞いている。)

ジレイ : そもそも表現というのは出力行為にすぎず(くどくどくどくど)

ハーヴィ : (ほえ~)

ジレイ : ……まあとにかく

ジレイ : 貴様がその世界を存続できることを願う

ジレイ : イミテイターらしくもないが 人間様らしくもないではないか 許す

ハーヴィ : ≪うん。≫ (成された説明はどことなく自分がこれを描くに至った理由とは異なっているように思えたが、あなたが己の創り出したものを解釈し、評価してくれたという事はうれしくて。)


ハーヴィ : ≪オレの世界…… なんかそう言われるとかっこいいね!≫ ≪それに、えへへ≫

ジレイ : それに?

ハーヴィ : ≪ジレイが褒めてくれたのが一番嬉しい。≫

ジレイ : まあ俺は革命的とされたイミテイターだからな む

ジレイ : ThunderBird

テラ : 201と、ハーヴィか

ハーヴィ : (イミテイターらしくないが人間らしくもない。それもまた今のこの機体にとっては喜ぶべき言葉だったが。)

ハーヴィ : ン! (あなたへ手を振る)


テラ : 仲良しイミテイターしてるか?

テラ : (なんか埃っぽい)

ハーヴィ : ≪まだ腕は捥がれてないよ。≫

テラ : ビッ(トラウマ)

ジレイ : 貴様ら

ジレイ : 見ての通り仲良しイミテイターだ 見ろ このキャンバスを

ハーヴィ : ≪怯えちゃった。よーしよし。 ……あれ? どしたのその埃≫

ジレイ : (ハーヴィが手にしていた絵画セットを指さす)

テラ : ……?(覗き込み)

ジレイ : う 埃くさい

テラ : 資料室で過去の服飾資料を閲覧していた

テラ : 後で風呂にいく……

ハーヴィ : ≪ああ、あそこ埃多いもんね……≫


ハーヴィ : ≪あ、そうそうこれね。今ジレイに検閲、じゃなかった見せてた。≫ (絵画セットを見せる。スケッチブックいっぱいに塗りたくられた油絵の具。)

テラ : 絵を書き始めたのか

ハーヴィ : ≪うん、この間メセムに教えてもらってから楽しくて。≫

ジレイ : 教導という行為は本人にも好い影響をもたらすとされる メセム様もお喜びだろう

テラ : お絵かきイミテイターだ…… 気をつけろ、ジレイは少し……その面にはうるさいぞ

ハーヴィ : ≪来るのがちょっと遅かったなー。≫ (ありがたい説法を受けた後だった。)

テラ : 乗り越えたあとだった……

ジレイ : 美術史においては(以下略)

ハーヴィ : ≪とりあえず褒めてくれたからよし!と思って。≫

ハーヴィ : ≪オウムイミテイターかな。≫


テラ : 俺からは、万が一ふわふわに付着した時は、 力になろう、とだけ言っておく……

テラ : ジレイは書けるのか? 閲覧専門?

ジレイ : 何故俺に書く必要が?(それ以前の話だった 模範的イミテイターだ……)

ハーヴィ : ≪ふわふわはね、描くときは袋の中で休憩するの……。ありがとね≫

テラ : 防護されている。えらい

テラ : ……

テラ : 見てみたいな、ジレイの絵

ハーヴィ : ≪こんなに人に言うなら描いてみればいいのに。ね?≫ (テラのほうを見て)

テラ : だな(ひそひそ)

ジレイ : 貴様らに命令権限はない

テラ : ハーヴィの前だと硬いな……

ハーヴィ : ≪命令じゃなくて『やってみればいいのにね』だもん。≫


ジレイ : (意外とそうでもない。今この話題の時だけ、ちょっぴり頑固なだけだ)

ハーヴィ : ≪そう。これオレが見てるいつものジレイ。≫

ジレイ : (でしょ? そうだよね?)

ハーヴィ : (ハーヴィは、ジレイと会話するときはいつも尋問を受けていると思っている。)

テラ : (普段の拒否は いやだ・・・・・・・・・・・・・ とかのくせにという顔)

ジレイ : (ガーン!!!)


テラ : まぁ、厳格でありたいのだろう。お許しイミテイターとなってくれ

ハーヴィ : ≪おまじめイミテイターだからしょうがないね。もっと仲良くお喋りしたいけど。≫ (こくこく頷いて)

テラ : ……ハーヴィ、この前の話、覚えているか 3機でサウナ行こうという

ジレイ : (なんだこのノイズは 何故か 不服だ……)

テラ : これは天命。いこう。

ハーヴィ : ≪うん! いつにする?≫ (それがどうかした?、とかジレイに言ってない、とかではなく、もう予定。)

テラ : 今は忙しいか?(勝手に含まれているジレイ)

ジレイ : 貴様ら

ハーヴィ : (にぱー!) ≪オレは今からでも大丈夫イミテイター!≫

テラ : 泥を蒸せば、多少は柔らかくなるんじゃないと思ってな

ジレイ : …………

テラ : どうだ、201,ひとっ風呂

ハーヴィ : ≪泥は焼いたら陶器になりますが、≫ ≪蒸すとそうでもないかも。≫


ジレイ : …… ち

ジレイ : 𒈠𒋛𒆳𒅅𒁹𒀀𒉡𒁹𒅅𒁍𒊕 𒄑𒉈𒅅𒊏𒁍𒊕𒀀𒆠𒉿𒊹𒁹𒈠𒌑𒀀𒉡𒁹𒅅𒁍𒊕

テラ : この前のブーストの状態も見ておきたいしな? (ジレイにサウナの快い感覚をブーストしたのだった……)

ジレイ : (なんらかの呪文を詠唱した)

ジレイ : いいだろう 行こう

ハーヴィ : ≪なに今の。オレもやった方がいい?≫

テラ : (対水蒸気の準備してる──)

テラ : 行けばわかる──

ジレイ : 壊れるなよ

テラ : 脅すな

ジレイ : (事実だろうが……)

ハーヴィ : 水際のボールペンがほつれの酒浸り、 ≪あ、そういうやつじゃないんだ。≫

ハーヴィ : ≪壊れないでしょ流石に。え、平気だよね?≫

テラ : 此度は二人共奢ってやる(桶を装備し、レッツゴー)

ジレイ : 俺の稼働時間は限られているのだ



テラ : (3人分置いた)


ジレイは[湯浴み着]になった

テラは[湯浴み着]になった


ジレイ : 貴様 初めてか

ハーヴィ : ≪初めて来た。おっきいね!≫

テラ : (ぬぎ……)

テラ : ………

テラ : (ガ ン 見 している)

テラ : (何がとは言わないがガン見している)

ハーヴィ : ? (こてんと首を横に倒し) ≪あ、服着たままだと蒸せないの?≫

テラ : (自分の下半身を見る。ほぼほぼ鋼の噴射機構型)

ジレイ : 貴様……

テラ : ここで湯浴み着に着替えてくれ、水着みたいなものだ

ジレイ : キモいぞ

テラ : (ガン)

ハーヴィ : ン。(にぱ!仲いいんだなあ!とおもったハービは、きがえをしました。まる)


清潔なタオルとカゴが置いてある。

ハーヴィは[湯浴み着]になった

湯浴み着に着替えた。


テラ : ……(ハーヴィを見てる)

テラ : ……

ジレイ : では

ジレイ : これより行われるのは耐久実験だ

ハーヴィ : (腕や首元と同じように、人形めいた身体。)

ハーヴィ : ≪え、風呂でしょ。≫

ジレイ : なるべく耐えろ

ハーヴィ : ≪そんな≫


テラ : (下の肌着って……みんな着るものなのかな……)

テラ : (俺与えられたことないんだが……)

テラ : (ちょっと、疎外感となった)

ジレイ : ThunderBird 早くしろ

テラ : ぁぃ

ハーヴィ : (こて……)(首を真横ギリギリまで倒した)


ジレイは[サウナ入浴中]になった


テラ : 先に流せ機体を

テラ : はやい

ハーヴィ : ン。

ジレイ : サウナに来たのだろう?


ジレイは[サウナ入浴中]でなくなった


テラ : ついでだ、洗浄しろ

ジレイ : 面倒だ

ジレイは[いい匂い]になった

テラ : わがままいわないの

ハーヴィ : ≪外埃っぽいしね≫


ハーヴィは[いい匂い]になった


テラ : 昨日お料理もしたあと、俺が拭いたんだぞ…お前の手


テラは[いい匂い]になった


ジレイ : ごめんて(ニンニクすりつぶした)

テラ : (二人にイミテイター用の石鹸を差し出し)

ハーヴィ : (なお、”グレイ” ハーヴィの端末は防水性とそこそこの耐熱性もあるのでそのまま持ってきている。)

テラ : マナ粘土や鉱石に適応する石鹸だ、つかってくれ

ハーヴィ : ≪ありがと!≫(石鹸を受け取って)

ジレイ : ん(礼も言わずに受け取った)

テラ : (お話できる。よかった✿)

テラ : ひねるとお湯が出る(シャワワ……)

テラ : まず汚れを落とすことが作法とされる……らしい

ハーヴィ : (ただ、いつもと違って固定するベルトがないので片手で持ったり見えやすいところに置いたり。)

ハーヴィ : ≪作法、覚えた。≫


ジレイ : (ジレイの身体は 屈強な男性像の模造品 各所に走る接続痕が人間ではないことを表している)

テラ : これからは5Lあれば利用すると良い

テラ : (一番鋼の部位が多い身体だが、胸元の宝石がよく見える)

ジレイ : (臍のような 一般的にあるとされる器官も ほとんどない)

テラ : みずへんなとこはいっちゃった……(足外して水出してる)

ハーヴィ : (四肢の球体関節と、人間らしからぬ分割をされた胴体の隙間に指を突っ込んで。)

ハーヴィ : ≪外せるのいいな~。オレ痛いから無理。≫


ジレイ : だから何故このような行為をする必要があるのだ 冷却にしか役立たんではないか

ジレイ : (文句言いながら 機体の洗浄を続けている)

テラ : ビッ 痛いんだ……

ジレイ : ……痛覚があるのか?(へんな顔をした)

ハーヴィ : ≪オレは接続部分に汚れ溜まるから洗うけどね。≫ (と、問われれば頷き。)

テラ : 軍では洗浄ポッドがあったがな、メンテナンスのときによくはいった。ここにはない

テラ : 201は超高温になることで汚れすらも灰にしてしまえそうなものでもある

ハーヴィ : ≪神経パーツ入ってて、自分じゃオフにできないから…… 痛い。めちゃくちゃ。≫

テラ : 知っといてよかった……気をつける

ハーヴィ : ≪へえ~ 便利……と思ったけど灰はイヤだね≫

ジレイ : 街中での生活は 不便だ

ジレイ : 奇妙な話だな それのなにが人間様にとってメリットに……


ハーヴィ : ≪マリオネッタはパーツ互換あるからここ(接続部)で取れるけど、無理矢理取ると泣いちゃうから、やめてね!≫ (主にジレイのほうを見て)

ジレイ : ......これが尋問 と呼ばれる所以か

テラ : おれもないてるんですよ こころは

ジレイ : 俺は他の機体の脚を捥いだりするやつだと思われているのか?

テラ : やさしくしてね

ハーヴィ : ≪人間の役には立たないんじゃない?≫ (事も無げに端末は返答し)

ジレイ : ??

テラ : ドS

ジレイ : 貴様が俺を侮辱するのが悪い

テラ : ちょっとしたお茶目なのに……

テラ : 本当に、多機能だなハーヴィは…

ハーヴィ : ≪だってテラの腕もいで口でチェスさせたっていうから……。オレとか特に取りやすいって思われたらヤだなって……。≫

ジレイ : あーー あれは 特殊な事例(激ウマギャグ)だ

テラ : 洗浄ポットの使用は勧められないな……穴という穴に色々はいるから

ジレイ : 貴様にはやらん 安心しろ


テラ : ジレイの事例……(笑)

ジレイ : (テラのアンテナを曲げちゃいけない方向に曲げた)

ハーヴィ : ≪取られないならよかった!≫ ≪多機能って言われるとピンと来ないけど、≫

テラ : ヌアアッ

ハーヴィ : (まがりゆくアンテナを見た)

テラ : やさしくして……

ハーヴィ : ≪いじめないで…≫

テラ : (わざとらしくハーヴィにヨヨヨとするのであった)

ハーヴィ : (オーヨチヨチ)(ハービは、純粋にかわいそうだなとおもった。)

ジレイ : (黙々と洗浄を続け)(全スルー)

テラ : さて(メンタルリセット)

テラ : 挑む、か……

ジレイ : やっとか

ハーヴィ : (テラがもうよさそうなのでもうよいかとおもった。)

ハーヴィ : ン。


テラは[サウナ入浴中]になった

ジレイは[サウナ入浴中]になった

ハーヴィは[サウナ入浴中]になった


テラ : (熱気。水蒸気──)

ジレイ : よい熱気だ この湿り気はうざったいが 心地いいぞ

ハーヴィ : ≪あっつ!!!≫ (入った瞬間ビビった)

テラ : 今俺達は奇跡的にも全員"ととのう"事が可能だ たぶん


ジレイは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

ジレイに1のダメージ  

テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに0のダメージ  

ハーヴィは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

ハーヴィに0のダメージ  


テラ : 大丈夫?

ジレイ : この水蒸気なんとかならんのか?


ジレイは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

ジレイに3のダメージ  

テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに0のダメージ  

ハーヴィは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

ハーヴィに0のダメージ  


ハーヴィ : ≪え?なにここ。気道が焼ける。≫ (肩で息をする──ように見える動き。ハルシネーション機構と呼ばれる、備え付けの呼吸を再現する機能。)

テラ : 水あげる(お湯になってる)

ハーヴィ : ≪自分が息してるっぽい動きするのをこんなに恨めしく思ったことないよ≫

ハーヴィ : ≪ありがと……≫

テラ : (ジレイにお湯をあげた……)

ジレイ : (白湯ではのぼせ状態は回復できないのだ♨)


[白湯] を手に入れた。

[白湯] を手に入れた。


ジレイ : (いらんのでやった ハーヴィに)

テラ : ハーヴィも、ほら、水……

テラ : ……

ハーヴィ : ……

テラ : ダブル水になってしまった (お湯です)

ジレイ : どういう感情?

テラ : ジレイ、お生憎だが水蒸気がないと、人間様が死ぬ

テラ : お前の死とトレードオフ。 諦めて死んでくれ

ジレイ : ふざけるな 俺はRW201だぞ


ハーヴィは、白湯を使った。

体に染み渡る……。


ハーヴィ : (なんの足しにもなってない水分補給)


ジレイは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

ジレイに5のダメージ  

テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに0のダメージ  

ハーヴィは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

ハーヴィに0のダメージ  


テラ : 大丈夫?(3回目)

ジレイ : 俺が死んだら嬉しいか? え? 行ってみろThuderBirがああああああ

ジレイ : 耐久実験だろこれ

テラ : ダメそうですね

テラ : 水蒸気の魔術は分類では水のマナだそうだ

ハーヴィ : ≪くらくらしてきた。自分にくらくらする機能があることを知った。≫


ジレイは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

ジレイに7のダメージ  

テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに0のダメージ  

ハーヴィは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

ハーヴィに0のダメージ  


テラ : 大丈夫?(4回目)

ジレイ : 平気かハーヴィ 俺と一緒に出よう 俺が解放してやる 水飲み場まで

ジレイ : 俺がヤバ──……

テラ : (牛乳あげる)

ジレイ : ミルクじゃないだろ

ジレイ : ふざけているのか?

テラ : イライラしてるかなって

ジレイ : 俺を舐めているのか? あ? 行ってみろ

テラ : いや舐めてはいないが…………………

テラ : 怖いか?(笑)


ジレイは、ミルクを使った。

ほのかに甘い。

ジレイは5回復した。  ([2]+3)


ジレイ : 共倒れしてやるよ

ハーヴィ : (顔というか身体全体が赤い。血色の再現にも余念のない無駄機能。)

ジレイ : 体の内側から焼き尽くしてやる


ジレイは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

ジレイに9のダメージ  

ジレイは[重傷]になった

ジレイ : 装甲損傷度70%……!

テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに0のダメージ  

ハーヴィは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

ハーヴィに2のダメージ 

 

テラ : 俺はまだまったく。水のマナにはつよいんだ


サウナストーンに水が掛けられた……!


テラ : 大丈夫?(5回目)

テラ : エラーメッセージ出たが……

ハーヴィ : ≪ぁっぃ≫ (思考を反映させる端末が率直に『もうなにもかんがえられません』を訴えている。)

ジレイ : ハーヴィ! 俺と共に出るぞ


ジレイは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

ジレイに11のダメージ  

ジレイは[気絶]になった

ジレイ : また少し眠るだけだ


テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに1のダメージ  

ハーヴィは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

ハーヴィに4のダメージ  

ジレイは[気絶]でなくなった


ジレイは[サウナ入浴中]でなくなった

ジレイは[ととのいカウンター]を失った


ジレイは[のぼせ]になった

ジレイは99回復した。  


テラ : あっ

ジレイ : 俺が解放しtttttttttttttttttttttttttttttttt

ハーヴィ : んえ……

テラ : (運んであげました)


ハーヴィは[サウナ入浴中]でなくなった

ハーヴィは[ととのいカウンター]を失った

テラは[サウナ入浴中]でなくなった

テラは[ととのいカウンター]を失った


テラ : 大丈夫じゃなかった……

テラ : おおよし……

ハーヴィ : ア゜~~~ ≪ホゲ~~~”””≫

テラ : 水を飲んでくると良い、脱衣所に冷たい冷水機がある

ハーヴィ : ≪すごかった これがととのう……?≫

ハーヴィ : (こくこく頷いた)

テラ : この状態で急速に冷やすのが…

テラ : ととのう、らしい


ジレイは、水を使った。

体に染み渡る……。

ジレイは[のぼせ]でなくなった


テラは[サウナ入浴中]になった


テラ : 全然足りない…


ジレイは[湯浴み着]でなくなった


テラ : 軟弱どもめ……

テラ : ……


ジレイ : ん(ハーヴィの頬に水をおしあててやった)


テラ : (誰も返ってこない。寂しい)


テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに0のダメージ  

サウナストーンに水が掛けられた……!

テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに0のダメージ  

サウナストーンに水が掛けられた……!

テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに0のダメージ  

サウナストーンに水が掛けられた……!

テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに0のダメージ  

サウナストーンに水が掛けられた……!

テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに0のダメージ  

サウナストーンに水が掛けられた……!


ハーヴィ : ン。(押しあてられ、少しびっくりしたようにしながらも受け取り)

テラ : (ジュウジュウ・・・・・・)


ハーヴィは、水を使った。

体に染み渡る……。


ハーヴィ : ≪ありがと。なんか向こうの方で悪口言われた気がしたけど。≫

ジレイ : (ここまで蒸気の音が聞こえて来る……)

ハーヴィ : ≪ヤバい音も聞こえるけど。≫

ジレイ : あいつのことは気にするな たまにあいつは挙動がおかしくなる いやいつもおかしいが

ハーヴィ : ≪そっか!≫

テラ : ヘクチッ

テラ : 噂されてる?


テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに1のダメージ  


ジレイ : 熱気 心地いいだろう

ハーヴィ : ≪うん、中にいたときは辛かったけど、気持ちいいかも。≫


テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに3のダメージ  


ハーヴィ : (文字なので噂は届かない)

ジレイ : 今回はちょっと耐水魔術の効きが悪かったが

ジレイ : 俺は熱気のあとの静けさが好きだ

テラ : やっとちょっと効いてきた^

ジレイ : こういう風に水を呷って 体が冷却されていく感覚 これは炎の魔術師として作られた 俺の原始的な感覚なのだと思う

テラ : (帰ってこないなあの二人……)(帰ってくるもんだと思ってる)

ハーヴィ : (言われてちょっと辺りを見渡し。向こうでなんかやってる音が聞こえるが、確かになんとなく気持ちが穏やかだ。)


ハーヴィ : ≪なんかいいね、そういうの。はじめてジレイが自分の事話してくれた。≫

ハーヴィ : (まだ帰ってこないねえ)

ジレイ : 俺は基本的に自分のことは語らん 語る意味があるとするなら それは誰かに何かを訪ねる時の 説明責任を果たすとき程度

ジレイ : 貴様の原風景はなんだ


テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに5のダメージ  


ハーヴィ : ≪原風景……?≫

ハーヴィ : (いまいちピンと来ていない様子で)

テラ : ~

ジレイ : ふ 今は分からなくていい


テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに7のダメージ  


ジレイ : 貴様を見ていると昔を思い出す ハーヴィ

ハーヴィ : (原風景。それを想起するには、この機体はあまりにも早く人間から見捨てられ、あまりに長く己を閉じ込め続けてきた。)

ハーヴィ : ≪ジレイの昔? どんなだったの?≫

ジレイ : (ジレイの原風景は赤く燃える街だ)

ジレイ : まだ前線にいた時代だったがな 貴様のように コミュニケート機能がついているくせして

ジレイ : 随分と幼いイミテイターがいたのだ 俺はそいつによく色々教えてやっていた

ジレイ : (旧き日のThunderBirdのことだ)

ハーヴィ : ン、 (素直に頷きながら聞くだろう)


テラ : いつもは携帯食料改との共同戦線だが……


テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに9のダメージ  


テラ : 今日我が身一つで受けてやろう……

ハーヴィ : (かえってこないねえ!!)

テラ : ここは死地と成る……ッッッッ


ジレイ : ……少し話過ぎたな 今日は随分とおしゃべりイミテイターらしい 俺は

ジレイ : では 帰るぞハーヴィ

ハーヴィ : ン!


テラ : (二人共帰ってこないな~)

テラ : (死んだか?)


テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに11のダメージ  

テラは[重傷]になった

テラ : ……ッチ


ハーヴィ : ≪あ、あのね、≫

テラ : ぐっ


テラ : 治療修復機構:Aesculapius起動

切開、縫合、充填…… 達成値:8 ([4,1,4]-1)

テラは16回復した。  ([1,6]+9)


ジレイ : (平然と置いて行こうとし)

ジレイ : なんだ


テラ : まだだ……!!

ジレイ : (うるせえなあいつ)


ハーヴィ : ≪オレも昔一緒だった人ならいるよ。≫ ≪オレのおねえちゃんたち!≫

ハーヴィ : (原風景と言われれば理解しがたいが、捨てられる前、短くも共にいた存在ならば自分にもいる、と)

テラ : (せめて二人が帰ってくるまで……持たせてみせる……!!)

ハーヴィ : (テラの事はたぶん忘れている)

ジレイ : そうか

ジレイ : 素敵なOS(思い出システム)だな


テラは[ととのいカウンター]を2つ獲得した。

テラに13のダメージ  


テラ : まだだ……!!!

ハーヴィ : ≪OS……? あ、待って!≫


テラ : ──熱い Caduceus起動

テラを翠き雷霆が包み込む。([1,1,1]) ファンブル!

ハーヴィは[劇的カウンター]を1つ獲得した。


テラ : !!!!!!??????????

テラ : ???????????

ハーヴィ : (なんかちょっと体が軽くなったな。ふしぎ!)


清潔なタオルとカゴが置いてある。

ハーヴィは[湯浴み着]でなくなった


テラ : ぐあああああああ なんかッッ


普段着に着替えた。


テラ : やばいとこ噛んだ!!

テラ : ああああ



ハーヴィ : (完全にテラの事を忘れて追いかけてきた)≪あ、そういえばね、≫

ジレイ : 何だ

ハーヴィ : ≪渡すものあるんだ。手出して!≫

ジレイ : (髪を拭いながら) ん

ジレイ : (その通り手を差し出し)


トレードを要請しました。

相手プレイヤーの決定を待っています。

トレードが成立しました。


ハーヴィ : ン!(ギュ!小瓶をひとつ握らせて)

ジレイ : なんだこれは ……グミ?

ジレイ : カラフルだな

ハーヴィ : ≪そ!グミ! サキシ…フラガ?だっけ? 覚えるの苦手……。それであげようと思ってたやつ!≫

ジレイ : サキシフラガ記念日 意外だ


ハーヴィ : ≪オレのふわふわと一緒!≫ (と、ぬいぐるみを見せて)

ジレイ : あれは親しい人に贈るものだと認識しているが…… それ 確か以前 俺が拾い上げた

ハーヴィ : ≪うん、ふわふわはオレの友達。≫ ≪ジレイとはもう知り合いだし、それにオレ、参加するのこれが最初で最後だから知ってる人には渡したくて。≫

ハーヴィ : (あなたが拾い上げたときより綿もしっかりして綺麗になっている。)

ジレイ : そうか ……


ジレイ : (かわいい…… 困る …… うう)

ジレイ : (ジレイはキュートアグレッションを感じている)

ハーヴィ : (とってもまるくてふわふわだ)

ジレイ : (がああ!!!)


ハーヴィ : ≪テラが綺麗にしてくれたんだよ!≫ (ふわふわのふわふわなおててを握って手を振らせる)

ハーヴィ : ……? ≪どうかした?≫

ふわふわ : (ふわーん)

ジレイ : わかった しまってくれ しまってくれそれを

ジレイ : 俺は…… 可愛いものを見ると……

ふわふわ : (ふわ……)

ジレイ : 己の中にどうしようもない衝動がせり上がるのを感じる……

ジレイ : この感情は、なんだ──

ハーヴィ : ≪知らん…… 何それ…… 怖……≫

ジレイ : (ガーン!!!)


ハーヴィ : ≪あ、でも! オレも最初はわかんなかった!≫

ハーヴィ : ≪でも段々かわいくて好きだな!って思うようになった!≫

ジレイ : 好意…… この感情は 好意なのか……?

ふわふわ : (ということでどうでしょう、ひとつふわふわをもってみては と言いたげに見えんくもない佇まいのぬいぐるみ)

ハーヴィ : ≪違うのかな?≫

ジレイ : (ふわふわを受け取り 受け取り……)

ジレイ : (………… …………)

ハーヴィ : (特になんの疑問もなく渡す)

ふわふわ : (どうも)


ジレイ : (この耳を ギュって 伸ばしてみたら どうなっちゃうんだろう!?)

ジレイ : (殺意があふれ出ている)

ジレイ : (キュート、アグレッション)

ふわふわ : (やっぱふわふわ かえってもよろしいでしょうか)

ハーヴィ : ……(無言で取り上げた)(かくす)

ジレイ : ああ………… 正しい判断だ 人の物を壊すわけにはいかん 俺は色々とおおざっぱで乱暴だ

ジレイ : すまん とにかく 贈り物、ありがとう あとで戴くよ


ハーヴィ : ≪いいけど、どうだった?≫(かくす…… イミテイターの演算のなんらかが隠せと言っている)

ジレイ : どう…… どう どう?

ジレイ : ノーコメント まだこの感情を俺も子細には把握できていない

ハーヴィ : ≪そっかあ。わかったら教えてね!≫

ジレイ : …… 善処する

ハーヴィ : (RB2049-MAは、迅速かつ精密に人間の感情を学習・再現する。ゆえに他のイミテイターのわからないが、わからない。)

ハーヴィ : ン!


ハーヴィ : ≪今日はありがとね。楽しかった!≫

ジレイ : ああ ……茶が飲みたい ThunderBird 戻ったら支度を

ハーヴィ : ……

ジレイ : ThunderBird?

ハーヴィ : ≪あれ?テラ?≫

ハーヴィ : ≪え!? テラいないんだけど!!≫

ハーヴィ : ≪まさか、≫(そのまさかだよ)



テラ : ……さみしい


ジレイは[サウナ入浴中]になった


ジレイ : うわマジでいる

テラ : 調子に乗りすぎたから…

テラ : !

テラ : おかえり(スン) 続きと行こうか(狂人)

ジレイ : 帰るか

テラ : え


ジレイは[サウナ入浴中]でなくなった


ハーヴィ : 八日後の蜻蛉が裏返ってカーニバル~!?(意訳:テラ~まだいる~!?)

ジレイ : いた……

テラ : なに?

ハーヴィ : ≪いた……≫


テラは[サウナ入浴中]でなくなった

テラは[ととのいカウンター]を失った


ジレイ : まだととのいたがっていた……

ジレイ : 怖い……

テラ : ……(でてきた)

テラ : 怒ってる……?

ハーヴィ : ≪テラ、まだ中にいる? って言いたかった……。いてよか、よ、よか……?≫

ジレイ : いや別に……

ジレイ : 貴様の底知れなさに

ジレイ : 慄いているだけだ…・・・

ハーヴィ : (シンプルにおびえている)

テラ : 深みのイミテイター


ジレイ : 戻るぞ 俺に茶を淹れろThuderBird

テラ : 晩年は、こういう任務ばかりだっただけだ

テラ : 悪い、もう少し二人には丁重にする

ジレイ : こわれるから!

テラ : あい

テラ : ハーヴィも。付き合ってくれてありがとう

テラ : たのしかった

ハーヴィ : ≪オレ、耐久度は人間とあんまり変わらないから……。≫


ハーヴィ : ≪ううん、オレも楽しかった!≫

テラ : よかった!

ジレイ : うん そう よかったな…… そう……



テラ : さて、解散だな

テラ : 明日はよろしく頼む、二人共

ハーヴィ : ≪うん、誘ってくれてありがとね。明日も楽しみにしてる。≫

ジレイ : ああ 尽力する

テラ : がんばるぞ(フスフス)

テラ : (お辞儀をして、去っていった)

ハーヴィ : ンー!(おー!と腕を挙げ。)



ハーヴィ : (二機の軍事用イミテイター。過ごした年数も、そこで積み重ねた想いも、恐らく己には理解しえない。)

ハーヴィ : (”二人”を見ていて、少しだけそれが”分かった”。 【分かり合えないをまだ分からない】イミテイターがはじめて覚えた、越えることのできない隔たり。)

ハーヴィ : (でも、)


ハーヴィ : (「今日はすっごく楽しかったな!」)


ハーヴィ : (一緒に過ごしたこの時間が嘘ではない事はわかるから、それも悪い事じゃないと思えた。)


ハーヴィ : ≪Fake! fakE!≫

跳躍=弧を描く/宙に溶ける。

ハーヴィは[ステルス]になった


ハーヴィ : (どっちつかずのイミテイターは、今日も灰色の空を駆けていく。)





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