エラーメッセージwisteria87702024年3月11日読了時間: 3分 送信エラー以下の内容の送信に失敗しました。【メッセージ本文】『アルト! ハーヴィです!手紙ありがとう。鏡、とっても素敵!大事にするね!出発前に会いたかったんだけど見付けられなくて……。先に出ちゃったかな?ほんとは直接言いたいんだけど、どこに行くかも聞きそびれちゃったし先にお礼言っておくね。あ、お礼っていうのは鏡の事もなんだけどさ。前に一回、オレがまだ2049だった時に話したの覚えてる?その時の事も言いたくて!あの時は自分が自分のしたいようにすることがホントに怖くて、でもそうしたかったから迷ってて、どうしよう、どうしようって思ってた時にアルトがオレにお前は普通だ、生きてるって思ってる って言ってくれたんだよ。アルトにはなんでもない事かもしれないけどね。けどそのおかげでオレはハーヴィに戻ろうって決めることが出来たし、2049も降り方が分からなくなってた舞台を降りる決心がついたんだ。たくさん色んな人と話したよ。分かった事、分かれない事、同じになれた事、同じにはなれない事。嬉しかったり悲しかったり、頑張って、考えないといけなかったり。短い間にたくさんの事があったけど、オレがそれを頑張れたのはあの時アルトと話せたおかげだって思ってるんだ。……あのさ。まだこれは誰にも言ってないんだけど。2049を、燃やしたよ。2049は、要らないものとして捨てられたオレがそうだってバレないように作った役で、人格のデータがふたつあるとかそういうんじゃないからさ、名前を書いた紙を一枚燃やしただけなんだけど。ただ、オレがハーヴィとして生きていくために、この街に遺していくものが必要だと思ったんだ。それに…… いや、これは今度直接会った時に話すね。2049が、「イミテイターとしての合理性のオレ」がいらなくなったんじゃないよ。ただ、この街を11年生きてきたのはオレじゃない、ってふと思ったんだ。ずっと考えてた。オレはこの街の事好きだったかなって。考えて考えて考えて、やっぱりオレにここを大事だって言う権利はないんじゃないかって思った時、彼だった時の事を思い出した。街を見回りして、荒野で戦って、街の外に資財を調達しに行って、それだけの繰り返し。寂しくて辛かったけど、2049がそれを続けてたのはホントで、上手な言い方が見つからないけど…… その事実は大事にしたいって思ったんだ。大事だから、バベルに置いていくことにしたよ。そうやって、自分の背中を押すことにした。だから次にアルトに会う時のオレは、2049とバベルの灰から生まれた"グレイ(燃え殻の)" ハーヴィ。もうちょっと成長したとこ見せられたらいいな。すっごい長くなっちゃった!アルトには話したい事たくさんあるんだ。ここまで読んでくれてありがと。そうだ、アルトってリーンのほうに行く?行くならさ、オレたちが住むあたりの座標入れておくから遊びに来てよ!約束ね!それじゃあまた!』