『パンドラ』
- wisteria8770
- 2024年2月13日
- 読了時間: 28分

前回なんですな。
コリン : まだただいまじゃないけど、帰ってきたぞ!
ハーヴィ : ン!(一時帰宅の声)
シュガーポップムーン : はいっ!
コリン : シュガーもハーヴィも、すげーかっこいい戦い方だった!!
コリン : もう一枚依頼に行きたい!
シュガーポップムーン : ほんとうですかっ? えへへ~っ
コリン : ……だめか?
ハーヴィ : (ぱあ…! っと嬉しそうに。)≪コリンも!すっごくかっこよかった!≫
ハーヴィ : ≪行きたい!≫
シュガーポップムーン : みんなみ~んなっ!かっこよかったですっ!いきましょ~っ!
ハーヴィ : (嬉しそうに依頼書を探しに行き)
コリン : へへ、そうだろっ!ありがとな!
ハーヴィ : (とたた…と戻ってきて)
ハーヴィ : ≪これ、なんだろう?≫(『パンドラ』)
コリン : 幻の肉?
シュガーポップムーン : ?(依頼書を覗き込んだ。)
ハーヴィ : ≪幻の肉だって。おいしそう。わけてもらえるかな?≫
コリン : な、美味しそう!
シュガーポップムーン : わあっ!行ってみましょうか~っ!
コリン : 協力って書いてあるし、おれらも貰えるんじゃねーか?
ハーヴィ : ≪だね!それに貰えなくても食べ物探しの参考になりそうだし!≫
シュガーポップムーン : はいっ!!
ハーヴィ : ≪じゃあこれにしよう!≫(と、次の依頼が決定したのであった。)
コリン : おう!
依頼人:そぉ~~~ゆ~ワケでですねえ~~~っ!!!
冒険者さんにはぜ~~~ひ!! このお肉の採取を手伝って頂きたいのですな~~~~っ!!
コリン : ああ、いいぜ(二つ返事)
ハーヴィ : ≪わかった!!≫(手書きデカ文字)
シュガーポップムーン : は~いっ!(すんなり返事)
等身低めなちっちゃいおじさんが元気に両手を振り上げている。
あなた達は冒険者。いつものように依頼を求め、いつものように依頼人から話を聞く。その相手が彼というわけだ。
ハーヴィ : (人間は、ちっちゃいからおっきいになる。マリヤもむかしはちっちゃかった。今もだけど。だからこのおじさんもそうなのだ。と思った。)
ハーヴィ : (あとお肉の事しか考えていなかった。)
依頼人:失礼~! ワタクシ、美食家のデリシャス肉郎と申しますぞ~!!
コリン : なんかすごい名前だな……。
シュガーポップムーン : (おじさんと一緒に元気に両手を振り上げていた。)
ハーヴィ : ≪かっこいいね。イミテイターの型番みたい。≫
シュガーポップムーン : ポップにシュガーな真珠のおつきさま!シュガーポップムーンです!(反射返答)
ハーヴィ : ≪ポップの名前も好き!≫
シュガーポップムーン : ! えへへ~っ
コリン : おれも好き!もちろんハーヴィの名前もな。
ハーヴィ : !!!
シュガーポップムーン : わたしもっ!わたしもだいすきですっ!
シュガーポップムーン : コリン様もハーヴィさんも!
シュガーポップムーン : デリシャス肉郎さんもよろしくおねがいしますなのです~っ!
ハーヴィ : (照れながら筆記具を走らせ) ≪オレもコリンの名前大好き~ みんな大好き!≫
コリン : へへ~(嬉しそう)
ハーヴィ : ≪えへへ!≫
シュガーポップムーン : ふへへ~
ハーヴィが[いいお名前ですね。]を選択しました
美食家 デリシャス肉郎:おお~!
祖父エクセレント鮭(しゃけ)蔵より賜ったこの名前の素晴らしさがわか~~~~る!! よい冒険者ですな~~~~っ!!!!
デリシャス肉郎は上機嫌そうに話を続ける。
美食家 デリシャス肉郎:ちゅーワケでしてな~~~っ! 冒険者さんたちにはワタクシが突き止めた幻の肉の在処まで向かってもらう事になりますな~~~っ!!!
コリン : おう、任せろ。そういう依頼だからな!
シュガーポップムーン : はいっ!
ハーヴィ : ≪うん、ちゃんとお仕事するよ。≫
美食家 デリシャス肉郎:難しいようであれば今からでも他の冒険者に変わって頂く事はかの~~~~うですが、肉の採取は出来るだけ健康な方に引き継ぎをお願いしたいのですな~~~~!!!
ハーヴィ : ≪健康……?≫ ≪うん、オレ健康。喋れないけどそれ以外は大丈夫!≫
シュガーポップムーン : けんこ~ですよ~っ!
コリン : もちろん健康だぜ
ハーヴィ : (にこにこで健康報告。なおうち二人は健康もなんもない、いわゆるゴーレム。)
コリン : (ちゃんとした人間だが、ちゃんと健康。健康診断などしばらく受けてないが、普通に動けているので健康のはずだ。)
……との事だ。もし不安に思うならここでやめるのも手だが……。
今朝の羊のしっぽの依頼が、あなた達の脳裏に浮かぶ。
ハーヴィ : (全然断る気もないが。とはいえ仮にここで断ったとしても、)
『生足魅惑のカボチャ退治』
『貴族の家にドアベルダッシュしてきてください』
『3本目の腕が生える薬の治験』
『壁のシミが襲ってきます』
………………
コリン : (依頼から帰ってきたあとの依頼など、まともなものは早々ないのであった。)
ハーヴィ : (未熟な思考のイミテイターでも『ヤバいな!』とわかる依頼しかない。消去法であったとしてもこれが最善。)
シュガーポップムーン : (よくわかっていないが、二人が選ばなかったのだから選ぶべきでは無いのだろうと判断していた。ぽけ~)
コリン : (それに何より、ハーヴィが選んできてくれた依頼だ。)(断らないとマズい理由も特にない。)
ハーヴィ : (というわけで。)
ハーヴィが[依頼を受ける]を選択しました
美食家 デリシャス肉郎:おお~~~!!!!す~~~~ンばらしい快諾!!!採取が楽しみですな~~~~っ!それでは!何卒よろしく頼みましたぞ~~~っ!!!
依頼人は些か癖が強そうだが、依頼自体は悪くない。この依頼を受ける事に決めたあなた達は、依頼人に見送られて目的の場所へと向かった。
ハーヴィ : (依頼人も元気でいい人そうだし!!!) ≪うん、頑張ってくるね!≫
コリン : 楽しみに待ってろよ!
シュガーポップムーン : はいっ!がんばりますね~っ!
あなた達は指定された場所へ向かう為、森の中を歩く。
穏やかな森に魔物の気配はなく、お散歩に丁度よさそうなぽかぽか陽気だ。
ハーヴィ : ~♪ (魔物もいなさそうな穏やかな森。だいすきな二人といっしょ。鼻歌を歌いながら。)
シュガーポップムーン : (ルンルンな感じで跳ねるように歩いていく。)
と、そこへ。
くまと…… ハムスターだ。
こちらには気付いていない様子で歩いている。
コリン : ……!
ハーヴィ : ……
シュガーポップムーン : はっ
コリン : でけえ……!魔物じゃないけど、危ないやつだぞ……!くま……!!
ハーヴィ : ……!?(流石にわかる。熊はヤバい!)
シュガーポップムーン : あれは………
シュガーポップムーン : おおきなふわふわさんですか!?
ハーヴィ : (身構え、様子を伺い……)
コリン : ふわふわだけど、危ない奴だ!
ハーヴィ : ≪ポップ、おおきいふわふわは、≫
ハーヴィ : ≪危ない!!!≫
シュガーポップムーン : あぶない……わかりましたっ!!
ハーヴィ : (そしてその頭上にいる生物に目をやり)
ハーヴィ : ≪ねずみのっけてる。≫
コリン : ねずみ?
ハーヴィ : ≪ねずみじゃないの?≫
コリン : ん-……(じっと見る)
コリン : ハムスターじゃね?
シュガーポップムーン : ネズミさん………?とちょっと違うような……?
シュガーポップムーン : はむすたー?
コリン : なんかちっちぇえ動物。
ハーヴィ : ≪はむ すた?≫
ハーヴィ : …… ……
コリン : ねずみより尻尾が短くて、ふわふわで、危なくない動物だよ。
シュガーポップムーン : (🥩 🌟?)
ハーヴィ : ≪じゃあ、かわいいね!≫≪名前がおいしそう!≫
ハーヴィ : ≪かわいいとあぶないが一緒にいる!≫
コリン : 食えるところあんのかな……。
シュガーポップムーン : あぶなくない動物さんが、あぶない動物さんのうえに……
ハーヴィ : ……≪攻撃するのは早いかも、ちょっと様子を見てみよう。≫
コリン : だな。まだこっちには気付いてないみてーだし。
ハムスター:ねえねえ、知ってる? くまちゃん
ハーヴィ : ≪はむすた、って喋るの?≫
ハーヴィ : ≪賢いね。≫
コリン : !?喋らないが!?
ハーヴィ : !!?
コリン : 何だ、あいつ……!?
くまちゃん: ?
シュガーポップムーン : わ~っ!おはなしできるちいさいふわふわな動物さんですね~っ!
コリン : ハムスターの形した魔物か!?
シュガーポップムーン : ?
ハーヴィ : ≪おっきいふわふわは喋ってない≫
ハムスター:あの「狂気の美食家」に向こうのお山がやられたんだって。主のクソデッカデスミミズも食べられちゃったんだよ。
シュガーポップムーン : ?
コリン : まさかとは思うけど、あのハムスターが熊を操ってんのか!?
ハーヴィ : ≪くそでっかです、何?≫
コリン : いや、まさかな……。
ハーヴィ : ≪え、操縦?≫
シュガーポップムーン : ???
ハムスター:そろそろ人間にも手ぇ出しそうでハムスターしんぱ~い
くまちゃん: 💦
シュガーポップムーン : イミテイター……?(たぶんおそらく、違う。)
ハーヴィ : ≪え、こんなところに……仲間……?≫
コリン : イミテイターはバベルの技術なんだろ?リーンにまでは出てないんじゃね?
シュガーポップムーン : じゃあじゃあ…………
ハーヴィ : ≪うん……。≫(いうてそこそこゴーレムだのなんだのがいる街ではあるが、そんな事は露知らず。)
シュガーポップムーン : あのくまさんとハムスターさんはなかよしさんなんですね~っ!!
ハーヴィ : ……! ≪なるほど……。≫
コリン : いや、まあ、うん……。そうだけど……。
コリン : あのハムスターは何なんだよ……。
ハーヴィ : (ぬいぐるみを取り出し、ちっちゃい声)右肩上がりの薬剤はケースバイケースで移動中?(特別意訳:ふわふわはどう思う?)
コリン : ?
ふわふわ : (ふわふわにきかれてもこまります)
コリン : ぬいぐるみ……
シュガーポップムーン : (ヤムヤムちゃんを取り出してハムスターたちに向けてみた。)
ハーヴィ : ≪ふわふわもきっと『なかよしのハムスターとくまだ』って言ってる。≫
ヤムヤムちゃん : (ワサ……と揺れるだけだった……)
コリン : そ、そっか。
ふわふわ : (いってません。)
シュガーポップムーン : なるほど~っ
ハーヴィ : ≪やっぱりふわふわは頼りになる……。≫
コリン : 良かったな。(喋ることのできないふわふわの意思を確認する術はなかった)
ふわふわ : (ふわふわは、ただのぬいぐるみなので意思はありません。)
ハーヴィ : (などと、言っている間に地味に物々しい内容の会話をしていたりいかなったりするのだが。)
…………。
シュガーポップムーン : …………
ハーヴィ : ≪……行っちゃった!≫
コリン : こっちに気付かなくて良かったな……。
コリン : くまを倒すのは結構大変らしいし。
ハーヴィ : ≪なんか、なんか大事な事言ってた気がしたけど、それどころじゃなかった!かわいくて!≫
シュガーポップムーン : そうなんですね~っ
シュガーポップムーン : はいっ!ふわふわでしたね~っ!
ハーヴィ : ≪うん、熊って強いんだ。人間とか食べちゃうし……。≫
コリン : らしい……。魔物よりちょっとこわ……いや、危ない。
ハーヴィ : ≪でもふわふわの仲間だから、傷付けることにならなくてよかった!≫
コリン : おう、良かったな。
ハーヴィ : ≪うん。お肉の前に疲れてもいやだしね。多分狩り…になるんだと思うし。≫
ハーヴィ : ≪とにかく行ったならいいや。そろそろ行こ!≫
コリン : ん!だな!
シュガーポップムーン : はいっ!れっつごーっ!ですっ!
…………目的地はもうすぐだ!!!
で。
依頼人が指定した場所へ辿り着いたあなた達。
しかし幻の肉を狩るというには動物がいる気配はまったくない……。一体どこにいるのだろう?
コリン : ん-……。場所間違えたか?
シュガーポップムーン : (きょろきょろと周囲を見回して)
ハーヴィ : ……? ≪なんか…… お肉っていうか、動物いなさそう……。≫
ともかく、ここ以外に目立って探せそうな場所もない。進んでみよう。
シュガーポップムーン : 何も……いませんね~っ
コリン : だよなあ。
ハーヴィ : ≪いない……。こういう時にセンサーとか付いてたらいいのにな~≫
スイッチのようなものがある……。
ハーヴィ : ≪ひろい……≫
コリン : なんかある
コリン : なんだこれ?
ハーヴィ : ≪ある。≫
シュガーポップムーン : なんでしょ~っ
ハーヴィ : (取り囲んだ)
コリン : 押してみる、か?
ハーヴィ : ≪それ以外に特になさそうだしね……≫
シュガーポップムーン : (じ~…)
コリン : よし、んじゃあ(えい。謎スイッチを押した。躊躇いがない。)
というより、それしかない。踏んでみますか?
コリンが[踏む]を選択しました
ぽちっとな。
……!!
ハーヴィ : !!?
コリン : ?!!?
シュガーポップムーン : ?(振り返った)
ハーヴィ : (低く構えて、戦闘態勢。……しかし警戒すべきものが見当たらない。)
突然背後の鉄格子が降りる!
出口はあそこ以外にない……! そして!
あなた達の前に突如謎の物体が現れる……!
これは一体……!
コリン : !?!?!?
コリン : なんだ、あれ!?
シュガーポップムーン : !?(反対の方へ振り返った。)
ハーヴィ : (背後の物音に振り返り)──!!!?!?!?
ハーヴィ : ≪パ、≫
シュガーポップムーン : パ?
コリン : ぱ?
ハーヴィ : ≪パンジャンドラムだッ!!!!!≫
シュガーポップムーン : ぱんじゃんどらむ
コリン : 知ってるのか、ハーヴィ!
ハーヴィ : ≪知ってる……。どこかの国で造られた兵器、走る爆弾……!≫
コリン : 走る爆弾!?めちゃくちゃ便利じゃん!
ハーヴィ : ≪けど当たり前のようにどこに走るかわかんないからめっちゃ使えないやつ!!!!!≫
シュガーポップムーン : ばくだん…… ばくはつするんですか~っ?
コリン : 意味ねえ!!!!!!!!!!!
ハーヴィ : ≪そう!!!! 全然使えない!!!!≫
???:パンジャンドラム、ですな。冒険者さん。
シュガーポップムーン : ふわっ???
ハーヴィ : !!?≪今説明したけど!!≫
コリン : なに!?
コリン : 誰だ!?
シュガーポップムーン : (きょろきょろ)(凄い見回す)
今度は入口の方だ! あなた達が振り向くと、そこには……!
デリシャス肉郎:どうも冒険者さん。デリシャス肉郎なのですな。
コリン : あっ、お前!
コリン : 依頼主!!
シュガーポップムーン : あっ!デリシャス肉郎様!
ハーヴィ : (手書き。手書き。手書き。)≪お前は…… デリシャス肉郎!!≫(カンペを掲げる)
あれは……そう! デリシャス肉郎!
依頼人である彼がなぜここに……。
あなた方はめいめいに疑問を口にしたり、「あー、なんかそういうアレか~」みたいな顔をしたり、爪をいじったりそれ以外の事をしたりするだろう。
シュガーポップムーン : (手を振っていた。ぶんぶん。)
ハーヴィ : ≪もしかして手伝いにきてくれたの? ここ開けられる?≫(無邪気だった。)
コリン : お前、分かったぞ!そういうことか! 幻の肉を独り占めするつもりだな!
ハーヴィ : ≪えっ!そうなのコリン!≫
シュガーポップムーン : ふえ そうなんですか?
コリン : 多分な!幻の肉をおれらの協力なしに手に入れて、その存在を知ったおれたちを消すつもりだっ!
コリン : (ちょっとズレてた。悪意のことを知ってはいるが、底はそこそこしか知らない。そこだけにな。)
ハーヴィ : ≪悪い人だったって事……!?≫
シュガーポップムーン : えっと………………
シュガーポップムーン : じゃあ、どうして依頼を出していたんでしょう………?
コリン : えっ
コリン : なんでだろう……
シュガーポップムーン : えっ
ハーヴィ : ≪え?≫
ハーヴィ : ≪そうかも。≫
ハーヴィ : ≪なんで?≫(カンペをデリ郎に向けてぴょんぴょん)
デリシャス肉郎:いやあ…… これでようやく幻の肉にありつけますな。さぞやよい食卓になるでしょう……。
ハーヴィ : ???
コリン : ???
ハーヴィ : ≪お肉……ないよ?≫
コリン : さっきのハムスターとかじゃなくてか?
シュガーポップムーン : つまり………
ハーヴィ : ≪つまり?≫
コリン : シュガー、思い当たるのか。
シュガーポップムーン : ぱんじゃんどらむがおにくってことですかっ!?
ハーヴィ : ≪そういう事だったの!?≫
シュガーポップムーン : あれがまぼろしのお肉なんですね~っ!
ハーヴィ : ≪そっか~~~!! え?≫
ハーヴィ : ≪兵器だけど……大丈夫?≫
コリン : パンジャンドラムに肉部分があんの!?
シュガーポップムーン : どこにあるんでしょう……お肉部分……
コリン : どうみても硬そうなのに……。
ハーヴィ : ≪わかんない。オレは軍用じゃないから……≫
ハーヴィ : ≪でも今いるの、≫
コリン : うん
ハーヴィ : ≪オレたち≫
ハーヴィ : ≪肉郎≫
ハーヴィ : ≪パンジャンドラム≫
シュガーポップムーン : はいっ
ハーヴィ : ≪依頼人とオレたちは違うから、≫
ハーヴィ : ≪消去法でパンジャンドラム!≫
コリン : だな。食えない肉だし
シュガーポップムーン : はいっ!!
コリン : そうかもな……!
コリン : じゃあ倒すの、手伝ってやるか!
ハーヴィ : ≪幻の肉ってそういうことだったのかあ……。うん!一緒に頑張ろう!≫
コリン : ちょっと騙された感じでヤだからあとであの依頼主も殴る!
ハーヴィ : ≪で合ってる?≫
コリン : 多分!
シュガーポップムーン : ぱんじゃんどらむさん狩り……?ですね~っ!
ハーヴィ : ≪そういう事なんだよね!肉郎!≫≪コリンが後で殴ると思うけど…… オレたち止める権利と理由特にないから!≫
ハーヴィが[パンジャン食うって事ですか?]を選択しました
デリシャス肉郎:発想がイカレとるんですな。頭は大丈夫ですかな?
シュガーポップムーン : ?
コリン : 権利は友達だからある!
コリン : でも止めないでくれると嬉しい!
コリン : ?
コリン : だって消去法でそれしかないだろ。
ハーヴィ : ≪よかった!!コリン大好き!!≫ ≪え?≫
ハーヴィ : (きょとん)≪えじゃあ何 どれ≫
デリシャス肉郎:ワタクシ、ありとあらゆる肉を食べたのですな。熊にドラゴン、バカデッカデスミミズに幻獣ジャッカロープ……。
シュガーポップムーン : ロープ?
コリン : えっすげえ。聞いたことない奴まである……!
ハーヴィ : ≪バカデッカデス、さっき聞いたかも!≫
デリシャス肉郎:けれどワタクシ、まだ満足していないのです! これはワタクシがまだ食べていないお肉があるからでは……? ワタクシは悩みました。祖父エクセレント鮭(しゃけ)蔵もこの世のあらゆるシャケを食し大往生しました。
シュガーポップムーン : ほあ~
ハーヴィ : ≪わかる。オレもいっぱいご飯食べたい。≫
コリン : そんなに種類あるのか?鮭
シュガーポップムーン : しゃけってなんでしょう?
ハーヴィ : ≪お魚! そこまで種類多くない気はする。≫
シュガーポップムーン : おさかなさんなんですね~っ!
デリシャス肉郎:そしてワタクシ!気付いたのです!
日頃より常人の非ではない危機に晒され、その身体は鍛えられ、脳は生きるための知恵を付け……
ハーヴィ : (うん、うん、と頷き)(わかってない)
デリシャス肉郎:『冒険者って食ったら美味いんじゃね?』 と…………。
ハーヴィ : ……
コリン : ……
シュガーポップムーン : ………………
ハーヴィ : …………
シュガーポップムーン : ? (首を傾げた)
コリン : 人の肉って食わない方が良いらしいぞ
ハーヴィ : え、
ハーヴィ : ≪それはさ、≫
ハーヴィ : ≪ダメだよ。≫(イミテイター・本気(マジ)・レスポンス)
シュガーポップムーン : 人間様のお肉………ってこと、ですか?
コリン : ってことじゃね?
ハーヴィ : ≪あとオレとポップは食べられないよ。≫
シュガーポップムーン : ダメですよ~っ!!コリン様を食べちゃダメですっ!!
コリン : 戦場で絶対人の肉食うなって教わるだろ。
コリン : 教えてもらわないのか?
ハーヴィ : (さっと青ざめ)≪コリンはオレの友達だから…… 食べちゃダメ!!!≫
ハーヴィ : (「それははじめてきいた・・・・・」)
ハーヴィ : ≪コリンじゃなくても食べちゃダメ!!≫
つぶらな瞳の底は見えない。
等身の低いちっちゃいおじさんが、感情のないまんまるな目であなた達を見ている…………。
発想がイカレとるのはどちらだろうか。
コリン : そうだぞ、たしか絶対死ぬらしい。やめとけ。
シュガーポップムーン : とにかくっ!!ダメですよっ!ダメですっ!!
ハーヴィ : ≪うわ目コワッ! と、とにかくぜったい反対!ぜったい反対!≫
シュガーポップムーン : 反対~ですっ!!
コリン : そんな目しても絶対ダメだからな!!
デリシャス肉郎:ジュル
コリン : 大体おれもこんなところで死んだりするつもりないし!
シュガーポップムーン : あわわ
ハーヴィ : ≪よだれ垂らしてもダメ!!!!!≫
デリシャス肉郎:ちゅ~~~ワケでですな~~~~ッ!!!!冒険者さんたちにはそこのパンジャン達に叩いてほぐしてもらって調理前に柔らかくなってもらうんですなーーーーーーッ!!!!!!!
コリン : ここを出たらアイツを自警団に突き出すぞ!
シュガーポップムーン : ほわわわ
シュガーポップムーン : はいっ!!!
ハーヴィ : ≪イヤーーーーー!!!!!犯罪者!!!!!≫
ハーヴィ : ≪コリンは、コリンはオレが守る……!!!!≫
シュガーポップムーン : 守りますっ!わたしもっ!
コリン : ありがとな、ハーヴィ、シュガー!でも自分の身は自分で守れる!!
ハーヴィ : ≪パンジャンドラムはどこ行くかわかんないから……ポップも轢かれないように気を付けて!≫
シュガーポップムーン : はっ はいっ!
ハーヴィ : (ギリ…… 絶対にやるしかないという決意でワイヤーが軋んだ)
コリン : 任せろっ!ハーヴィもな!
ハーヴィ : ン!!!!
シュガーポップムーン : (わたわたとしつつパンジャンドラムを再認識しなおして)
デリシャス肉郎:これがワタクシの幻の肉ゥ~~~~~~!!!!!なんですなああああああああ!!!!!!!
絶対にヤバい!!!!!目がイッてる!!!!!
冒険者たちよ!!!!なんとしてもこの場を切り抜けるのだ!!!!!!
ハーヴィ : (使っていたカンペを肉郎のほうに投げつけた。「アホ!!」と書かれている。)
シュガーポップムーン : えーっと えーっと えーっと
シュガーポップムーン : どかーん!すればいいですかっ!?
ハーヴィ : ≪全部壊して。≫
シュガーポップムーン : はいっ!!
コリン : 自分も壊れないようにな!
ハーヴィ : ≪オレは死なない!!!!生きてみんなとここから帰る!!!!!≫
コリン : もちろんだ!!!!!!!
シュガーポップムーン : はっ はいっ!!
アクティブシーンになりました。
Round 1
パンジャンドラム : 爆走!
ギュルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!! 達成値:13 ([2,5,4]+2)
パンジャンドラムは[8,2]へ移動した。
パンジャンドラム : 爆走!
ギュルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!! 達成値:12 ([3,4,3]+2)
パンジャンドラムは[11,10]へ移動した。
シュガーポップムーン : ユー・オール・レディ?
シュガーポップムーンが声を挙げる!
シュガーポップムーンは[演奏カウンター]を1つ獲得した。
シュガーポップムーンは[音楽]になった
ハーヴィは[音楽]になった
コリンは[音楽]になった
パンジャンドラム : 爆走!
ギュルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!! 達成値:9 ([2,3,2]+2)
パンジャンドラムは[9,5]へ移動した。
シュガーポップムーン : あわわわわ
コリンは移動した。
コリンは[8,2]へ移動した。
消費APを-1修整した。
ハーヴィは移動した。
ハーヴィは[9,5]へ移動した。
消費APを-1修整した。
コリンは移動した。
コリンは[8,2]へ移動した。
ハーヴィは移動した。
ハーヴィは[9,5]へ移動した。
シュガーポップムーン : チェック・ワンツー!
シュガーポップムーンが靴音を鳴らす!
命中判定を+1修整した。
消費APを-1修整した。
シュガーポップムーンは[演奏カウンター]を1つ獲得した。
パンジャンドラムは移動した。
パンジャンドラムは[7,3]へ移動した。
パンジャンドラムは移動した。
パンジャンドラムは[2,3]へ移動した。
シュガーポップムーン : チェック・ワンツー!
シュガーポップムーンが靴音を鳴らす!
シュガーポップムーンは[演奏カウンター]を1つ獲得した。
パンジャンドラムは移動した。
パンジャンドラムは[12,3]へ移動した。
ハーヴィ : ≪うわーーーーーー!!!!≫(戦闘中なので見えないが、端末には悲鳴が表示中)
シュガーポップムーンは移動した。
シュガーポップムーンは[9,10]へ移動した。
消費APを-1修整した。
シュガーポップムーンは[音楽]でなくなった
ハーヴィは[音楽]でなくなった
コリンは[音楽]でなくなった
Round 2
シュガーポップムーン : はっ
コリン : 貫き、徹せ!
コリンは踏み込んで一撃を放つ! 達成値:14 ([5,3,1]+5)
コリンは[7,3]へ移動した。
パンジャンドラムに18のダメージ ([5,1,5]+11)
パンジャンドラム : ガトリング砲「KANRYU」!
ガ~~~~トガトガトガトガトォ!!!! 達成値:13 ([2,6,3]+2)
シュガーポップムーンに5のダメージ ([1,6]+7)
シュガーポップムーンに3のダメージ ([2,3]+7)
シュガーポップムーン : ファイア・クラッカー!
爆竹が跳ねまわる! 達成値:24 ([3,2,2]+17)
パンジャンドラムに19のダメージ ([2,1,2]+16)
シュガーポップムーンは[演奏カウンター]を失った
パンジャンドラム : ガトリング砲「KANRYU」!
ガ~~~~トガトガトガトガトォ!!!! 達成値:13 ([3,2,6]+2)
ハーヴィに7のダメージ ([4,3]+7)
ハーヴィに9のダメージ ([3,6]+7)
ハーヴィは移動した。
ハーヴィは[11,4]へ移動した。
パンジャンドラムのガトリング砲「KANRYU」は距離が合わず失敗した。
ハーヴィ : ……。 ≪Fool=on/Cool≫
刹那/銀の閃き=切断の試行 達成値:22 ([5,1,5]+11)
ハーヴィはWillを使用した!
パンジャンドラムに28のダメージ ([3,5,3,5]+16)
コリン : 貫き、徹せ!
コリンは踏み込んで一撃を放つ! 達成値:19 ([4,2,5]+8)
コリンは[7,3]へ移動した。
パンジャンドラムに17のダメージ ([4,1,3]+11)
パンジャンドラムは[重傷]になった
シュガーポップムーン : イッツ・ショータイム!
シュガーポップムーンの歌声に辺りは包まれる! 達成値:29 ([5,6,1]+17)
シュガーポップムーンは[演奏カウンター]を3つ獲得した。
パンジャンドラムは2のAPを失った
シュガーポップムーン : 刺激的なのいっきますよ~! ファイア・クラッカー!
爆竹が跳ねまわる! 達成値:27 ([2,6,2]+17)
シュガーポップムーンはWillを使用した!
パンジャンドラムに29のダメージ ([6,6,3]+16)
シュガーポップムーンは[演奏カウンター]を失った
パンジャンドラムは[重傷]になった
パンジャンドラムは[気絶]になった
ハーヴィ : ≪Fool=on/Cool≫
刹那/銀の閃き=切断の試行 達成値:27 ([6,4,6]+11)
パンジャンドラムに30のダメージ ([5,5,3,5]+16)
パンジャンドラムは[重傷]になった
パンジャンドラムは[気絶]になった
Round 3
ハーヴィ : (地味に痛い。ハービはおののいた。)
シュガーポップムーン : (衝撃でまだボディが振動している。うごご……)
シュガーポップムーン : コリン様~っ!!
ハーヴィ : ア゜~!!
コリン : 貫き、徹せ!
コリンは踏み込んで一撃を放つ! 達成値:18 ([2,3,5]+8)
コリンは[7,3]へ移動した。
パンジャンドラムに18のダメージ ([4,5,2]+11)
パンジャンドラムは[気絶]になった
ハーヴィ : ≪SLEEP//:WALKER://≫
跳躍──即席の足場=銀の糸/加速する。
ハーヴィは[7,3]へ移動した。
シュガーポップムーンは移動した。
シュガーポップムーンは[7,3]へ移動した。
ハーヴィ : ≪Fool=on/Cool≫
刹那/銀の閃き=切断の試行 達成値:19 ([2,3,3]+11)
パンジャンドラムに27のダメージ ([6,4,3,2]+16)
シュガーポップムーンは移動した。
シュガーポップムーンは[7,3]へ移動した。
シュガーポップムーン : 刺激的なのいっきますよ~! ファイア・クラッカー!
爆竹が跳ねまわる! 達成値:26 ([1,5,3]+17)
シュガーポップムーンはWillを使用した!
パンジャンドラムに14のダメージ
ハーヴィは[10,5]へ移動した。
アクティブシーンが終了しました。
あなた達の振るう一撃がパンジャンドラムの最後の一体を砕く──!
コリン : ふふん!大丈夫!こんな奴の攻撃当たんないよ!
シュガーポップムーン : わっ 良かったですっ!
ハーヴィ : ≪無事でよかった!ほんとに……≫
コリン : 二人も大丈夫か?痛そうなの喰らってただろ……!
シュガーポップムーン : わたしは大丈夫ですっ! でも……(ハーヴィを振り向いた)
シュガーポップムーン : ハーヴィさん、大丈夫ですか……っ?
シュガーポップムーン : (自分とは違って、痛覚の在るハーヴィに声を掛けた。)
ハーヴィ : ≪痛かったけど、平気。かすり傷の部類……≫
コリン : 大丈夫なら良かった……。帰ったらメンテナンスしような。
シュガーポップムーン : はいっ!
ハーヴィ : (しょぼ……と頷き。)
デリシャス肉郎:わ、ワタクシのパンジャンたちが! しかしアナタ達がそこから出られない事に変わりはないのですな……!
ハーヴィ : (む!と振り向く。痛いけど、友達を危険な目に遭わせたことは許せない。)
シュガーポップムーン : 出してくださ~いっ!!
シュガーポップムーン : (ぴょんぴょん!!跳ねて訴える。)
コリン : む、おれたちなら何とか出来るし!
ハーヴィ : (こくこく頷く。)≪ワイヤーの切断硬度を最大まで上げれば古い鉄格子くらい……≫
デリシャス肉郎が不敵に笑う。一体どうすれば……!
ハーヴィ : (全然切って出る気だが。)
……ん?
ハーヴィ : ……?
あそこにあるのは鉄格子を降ろしたスイッチ……。
しかし一度沈んだボタンは浮き上がっており、なんかもう一回くらい押せそうだ。
コリン : ……?
シュガーポップムーン : (じっ………)
ハーヴィ : ……(じいっ……)
ハーヴィ : ≪切るより簡単そう?≫
デリシャス肉郎:ん? え? それ押して開く? いやいや開かないですぞ? 開かないってば。え? 開かないですよな? 肉郎わかんないですぞ。
コリン : おしてみよーぜ
シュガーポップムーン : (スイッチと肉郎を交互に見た)
ハーヴィ : ≪自分でわかんないところになんで閉じ込めるんだろうね。≫ (遠くて肉郎には見えないだろう文字。)
……
コリンが[押す]を選択しました
鉄格子が開いた……!
コリン : ……
コリン : 開いたな
シュガーポップムーン : あっ!
ハーヴィ : ≪開いた。≫
シュガーポップムーン : 開きました~っ!!
ハーヴィ : ≪意味あるの? これ≫
コリン : 設計した奴の反乱じゃね?
ハーヴィ : ≪なるほど……≫
シュガーポップムーン : 出ましょう~っ!出て、え~っと、
シュガーポップムーン : 自警団さんたちにばーん!ですっ!!
コリン : あいつを殴って自警団に突き出す!!
コリン : おう!
デリシャス肉郎:あっ それ内側から開けられる感じなんですかな?
ハーヴィ : ≪開けられたよ。≫
コリン : 開けられたぞ
シュガーポップムーン : 開きましたっ!!
ハーヴィ : ≪というわけだから制裁!≫
パンジャンドラム:パン……?
ヤムヤムちゃん: (ヤム……?)
コリン : ……?
ふわふわ : (ふわ・・・?)
倒したパンジャンドラムたちが起き上がる。
しかし、その視線は冒険者たちではなくその向こうのデリシャス肉郎に注がれている……。
シュガーポップムーン : ふえ?
コリン : え!?完全に壊したと思ったのに……?!
ハーヴィ : (パンジャンドラムに視線もクソもないが、視線を……確かな意思を感じる……)
シュガーポップムーン : (パンジャンドラムの視線(?)を追った。)
ハーヴィ : ≪な、なに……?≫
パンジャンドラム:パン! ジャンジャン! ヘッヘッヘッ……
ハーヴィ : ≪鳴いてる≫
コリン : ?
シュガーポップムーン : ?
コリン : なに?
ハーヴィ : ≪わかんない≫
コリン : 鳴くのか?パンジャンドラムって……。
ハーヴィ : ≪ううん。だって普通の兵器だよ。イミテイターじゃあるまいし≫
シュガーポップムーン : でも……
シュガーポップムーン : 鳴いてます
ハーヴィ : ≪鳴いてる……≫(事実の復唱)
コリン : じゃあ……イミテイター、なのか……??いや、ハーヴィが違うって言ってたし
ハーヴィ : ???(首を可動域の限界まで傾げた)
コリン : とりあえずなんか……パンジャンはどうしたいんだ?
コリン : (兵器に話しかけるなど我ながらよく分かんないなあ、と思いながらも聞いた。だって兵器は鳴かないし……。)
シュガーポップムーン : (ヤムヤムちゃんは鳴くけどね)(?)
コリン : (ヤムヤムちゃんは光って鳴いて食べれるスーパー玩具だからね)
ハーヴィ : (ふわふわのおててを持って手を振らせてみた。)
デリシャス肉郎:あっ コラコラパンジャンたち こっち来てはダメなんですな 元気なのは嬉しいですがな あっ あっあっ
ハーヴィ : ≪え、飼育?≫
シュガーポップムーン : あっ
パンジャンドラム:パーーーーーン!!!!
デリシャス肉郎:あっ あっあっ ああ~~~~
ハーヴィ : ・・・・・・
シュガーポップムーン : はわ~~~~
ハーヴィ : ≪肉郎のことが好きみたい。≫
コリン : え?
コリン : そっかあ
ハーヴィ : ≪うん。≫
シュガーポップムーン : そうみたいですね~っ!!
よく懐いたパンジャンドラムたちに押し流されてデリシャス肉郎が消えていく……。
[ツイーと流れていく肉郎とパンジャンドラムのアニメーション]
ハーヴィ : ≪あっ、≫
シュガーポップムーン : あっ
シュガーポップムーン : (とりあえず、手を振った………)
コリン : あー
コリン : あー……
…………。
ハーヴィ : (とおくの肉郎に思いをはせた)
コリン : ………
シュガーポップムーン : (手を振っていた……遠く遠くに行くまで……)
コリン : 見えなくなっちゃったな。
コリン : どこまで行ったんだ、あいつら……。
シュガーポップムーン : どこまででしょう……
ハーヴィ : ≪さあ……でも追いかけるの大変そう。自警団に近くの村とか探してもらうように言っておこうよ。≫
コリン : だな。あんだけでかいのと一緒だったらすぐ見つかるだろ。
コリン : ほんとは一発ぐらい殴っておきたかったけど
シュガーポップムーン : そうですねっ!そうしましょ~っ!!
ハーヴィ : ≪見つかったら殴りたい用事があるって一緒に言っておこ。≫
コリン : お、いいな。そうするか。
帰ろう。扉開いてるし。
ハーヴィ : (そんなこんなで、普通に開いてる扉から出て帰宅したのであった。)
コリン : (自警団に報告をしたのち、羊のしっぽに帰って行ったのであった……。)
シュガーポップムーン : (お肉にされなくて、よかったね!)
その後
下流の村で保護されたデリシャス肉郎は
冒険者を食おうとしていた事を馬鹿正直に話し
村人の通報により自警団に捕縛された。
パンジャンドラムたちは
人懐こかったため自警団の詰所で飼われている。
QuestNotes Scenario 『パンドラ』
おわり。
クエストをクリアしました。
コリン : らくしょーらくしょー
シュガーポップムーン : やった~っ!なのですっ!
ハーヴィ : ≪お仕事おわり!お疲れ様!≫
ハーヴィ : ≪お肉見付かんなかった……。 もう遅いし帰ろっか。≫(その後見つかった肉郎はしっかりと処し、帰還)
シュガーポップムーン : そうでしたね~っ…… でもでもっ見たこと無いものがた~っくさん!見れましたっ!!
コリン : ちょっと残念だったな……。(しっかりグーで殴った)
ハーヴィ : (グーパンみまもり係だった)
シュガーポップムーン : (同じくみまもり係だった)
コリン : ん、でもシュガーが楽しかったんなら良かった!
シュガーポップムーン : はいっ!ありがとうございますっ!ハーヴィさんっ、コリン様っ!!
ハーヴィ : ≪うん!それが一番だね!≫
ハーヴィ : ≪ううん、オレも一緒に来れて楽しかった。またみんなで来ようね≫
コリン : ああ!楽しかった!シュガーもハーヴィも一緒に行ってくれてありがとな!
シュガーポップムーン : はいっ!また一緒に、いろんなところに行ってみたいですっ!
コリン : おう!もちろん!
ハーヴィ : ≪こちらこそありがと!すっごく楽しかった!≫
シュガーポップムーン : えへへ~っ
ハーヴィ : ≪それじゃ、そろそろ帰ろうか。……ちょっと名残惜しいけど。≫
シュガーポップムーン : はいっ!
コリン : ん、リーンも良いところだけど、バベルだって良い街だっておれは思うし。 名残惜しくっても、一番はバベルだからな。
ハーヴィ : ≪……オレたちの街の事、そんな風に言ってくれると≫ ≪10年 続けた甲斐があるよ。≫
ハーヴィ : ≪ありがと!!≫
シュガーポップムーン : ……うんっ!
コリン : それもハーヴィやシュガーがいてくれたからだ!
シュガーポップムーン : じゃあじゃあ、一緒に帰りましょ~っ!
コリン : お~!
ハーヴィ : ≪うん!!≫
つづく。